お祭りを見直して

昨日、今日と帰省している実家の町では祭りが開催される。
昨日の夜祭はみることができなかったけど、今日のは、久しぶりに
カメラを持ち見に行く事にした。子供の頃はよく見に行ったけど、
大人になってからはほとんど見ることは無かった。

私の町では、祭りの時に地区に分かれ3台の山車がでる。それぞれ
地区をまわり、町の中心となる橋の真ん中で3台の山車が揃う。

山車はそれぞれ200年以上の歴史があり、市の有形民俗文化財
指定され、山車の上では、からくり人形が見事な舞をみせる。

一つは、
豊臣秀吉が京都の「聚楽第」で唐子の曲芸を見て楽しんだという故事演ずる。
小唐子が紅葉の幹に飛び移り逆立ちをして囃子に合わせて鉦を左右に打ち鳴らす
ところが特徴で、小唐子が幹より飛び降りて中唐子が秀吉に報告すると、
良くやったと軍配を上げて終わる。


二つ目は、
大将・菅原道真公、ざいふり唐子、面被り童子、横笛童子の4体。
蘭陵王」、今日の日本の舞楽で最も演じられるもの。その昔、北斎の武将「高長恭」は
あまりの美形のため兵士達は戦う気力がなく、そこで自ら恐ろしい形相の面を付けて戦い、
見事勝利した英雄伝を後の兵士たちが舞踏したのが始まりで、中国から伝来したと言われて
いる。



三つ目は、
奉納神社の祭神である塩土老翁の前で、大唐子が小唐子を肩車に乗せて松の木に吊るされた
太鼓を囃子に合わせて叩く。

今まで知らなかったけど、からくり人形の舞にも3台それぞれに
ストーリーがあり、改めて見てとても面白かった。


←面白かったらクリックしてね(*'-')v