猫の思い出

夏ごろ生まれる予定の猫ちゃんが家に来る。
こんなに夏が早く来ないかと思ったことはないくらい(笑)
夏は好きではないので・・(∩_∩)ゞ

私が初めて猫を飼ったのは中学1年生の春。

学校の正門の前に、生まれてすぐの子猫が捨てられていた。
また、目も開いてなくて耳もペタンと閉じている状態。

最初に見つけた同級生達がワイワイ騒いでいて、どうしよう・・
となったときに私が預かって飼ってくれる人を探すことになったのです。
近所の家を一軒一軒飼ってくれないかとお願いしてまわった。

その当時、家は猫や犬は飼わせてもらえない家で、ペットといえば、
金魚やインコ、文鳥などだった。

全然、飼ってくれる人が見つからず、母にこの子が可哀想だと
真剣にお願いして結局家で飼う事になったのが最初でした。

それからが大変でした。生まれたばかりの猫を育てるにはどうしたら
いいか・・。一番大変だったのは母のほうだったでしょうけど、
ミルクがまだ自分で飲めないから、人間の赤ちゃん用の哺乳瓶
を改良して子猫が吸えるようにしてミルクを与えた。

おしっこも自分でできないから、少し大きくなるまでは、毎日
私が横に寝かせて夜中に何度も起きて刺激を与えて出して
あげていた。

その猫はメスで「マコ」と名づけた。

目も開いて、耳もピンと立って少し大きくなるころには、ミルクを
飲むのも両手足で器用にガシッとつかんで自分で飲めるようにも
なっていた。
その可愛さに、あれだけ嫌がっていた祖父母も含めて家族が
マコちゃんを大好きになった。

哺乳瓶で育てたために、変なクセがついて、甘えてくると私の
指をチューチュー吸ってくるのです。
特に中指がお気に入りだったみたい(≡^∇^≡)ニャハハ

そんな可愛いマコちゃんでしたが、我が家に来て9ヶ月で事故で
亡くなってしまいました。

最初に見つけたのは母で、私には見せない方がいいだろうと
密かに葬ってあげたそうです。
学校から帰ってきて母からマコちゃんが亡くなったと聞いたときは
何冗談言ってるんだと、全然信じることができなくて、ホントだと
受け入れるまで時間がかかり、夜には声を押し殺して一人で
泣きました。

朝に凄まじくまぶたが腫れ上がった私を見ても母は何も言わず、
私も何も言わなかった。

学校では、私の顔を見て「どうしたの!!!」とか言われたけど
「虫に刺された」とか無理な言い訳して強がってた記憶があります。

この記事を書いている間も思い出してしまって涙がでてくる程
大好きでした。
マコちゃんの写真が残っていないのが残念だけど、家族が猫好きに
なった最初の猫の思い出でした(≧∇≦●)